人は必ず会話をします。その中で言葉の強弱や話す内容によりトラブルが起こる事も多々あります。ここで少し振り返ってみてください。人と会話をして、お互いの話がかみ合わない、相手の話を全く聞かない、自分の意見が通らないなど、普通に話が出来ない、通じない状況は今までに経験されていると思います。
その時あなたはどうしましたか?
話を途中で投げ出して中断した。怒ってその場を離れた。お互い話が出来るように時間を置いて話を再開した。相手をなだめて再度話を再開した。自分の意見を突き通したなど、様々な対処方法がありますが、ここで大切なのは相手の感情を分析出来るかどうかです。
相手の感情を分析出来れば自分の話し方、話す内容、感情の同調などの手法を用いる事によって普通の会話に戻す事も出来るし、相手を自分のペースに引き込んで逆に自分が優位に立って話をする事も出来ます。
話し方の本は様々な種類がありますが、相手の感情を分析する事によってその相手を利用して自分の話し方を磨く事も出来るのです。
たとえば新規営業を行う際に初めから真剣に話を聞いてくれる人なんて殆どいません。
それは相手が今望んでいないものを提案、販売しようとしている為聞く耳を持つ人はほぼいないでしょう。
ではこの場合どのように営業を行うのか?
それは相手の感情を分析し相手の口調に合わせ同じペースで会話を行い同調する事によって相手の不信感を取り除く事が出来ます。もちろん会話の中で相手の意見を確認し、自分本位で話を進めてはいけないというのは大前提です。そうすれば相手も心を開き、話を聞く体制を取ってくれます。そこまで進めばたいしたものです。後は商品の良さを心から訴える事によって営業活動が成立する可能性が飛躍的に高くなります。
このように自分の発する言葉一つで相手の感情を良い方にも悪い方にも仕向ける事が出来ます。結果、言葉の使い方、トーンの強弱など、自分の感情と相手の感情を分析して話を進めるという事が非常に重要なのです。
大切なのは人と話をする時、一方的に話をせずに相手の話を聞き、自分の話も聞いてもらうようにお互い自分本位の話にならないように会話を進める事が大切です。
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